監査業務

職業的懐疑心の保持

 監査人は、職業的専門家としての正当な注意を払い、懐疑心を保持して監査を行わなければならないこと、財務諸表の利用者に対する不正な報告あるいは資産の流用の隠蔽を目的とした重要な虚偽の表示が、財務諸表に含まれる可能性を考慮しなければならないこと、違法行為が財務諸表に重要な影響を及ぼす場合があることにも留意しなければならないことが、監査基準により求められています。

 当法人では、監査開始時及び期末の監査の直前などにおいて実施しているチーム内討議において、業務執行社員は監査チームメンバー全員に対して、監査の全期間を通じて職業的懐疑心を保持し続けなければならないことを周知しています。

 また、法人内研修においても、職業的懐疑心の啓発に資する内容の研修を継続的に実施しております。


 人事評価においては、職業的懐疑心を適正に発揮し深度ある監査をしているかを評価項目としています。

監査ツール

 監査業務の品質を合理的に確保するため、日本公認会計士協会から公表された報告書や実務指針等に準拠し、実務ガイダンス等を参考として、監査業務の実施に関する方針と手続を定めています。監査計画、監査手続書、審査資料等の監査ツールは、日本公認会計士協会の研究報告等を参考として開発したものを使用しています。

業務執行社員の関与

 当法人におきましては、監査品質を向上させるため、業務執行社員自らが監査の現場に十分な日数赴き、職業的懐疑心を保持しながら、監査計画から、監査の実施、監査意見の形成までの監査の実施過程において監査チームのメンバーに対し適切な指示と監督を行い、適時に監査調書を査閲し、適宜追加手続を指示する等、総括的な監督機能を発揮しています。

 監査の現場においては、業務執行社員による被監査会社とのコミュニケーションを重視しており、監査計画と監査結果等の他、企業及び企業環境について社長等の経営者や監査役等と十分に意見交換し、企業環境と監査等に関する相互理解を深めています。

 業務執行社員は、これらのコミュニケーションを通じて把握された監査上の問題点等について、チーム内討議等で監査チーム全員に情報共有しています。

 また、監査の現場においては、監査の現場力向上のため監査チーム内の討議を重視しており、職業的懐疑心を保持しながら自由に意見を言える現場作りに配意しています。

 このようなコミュニケーションにより企業及び企業環境の理解を蓄積し、監査リスクを評価した上で、リスクに対応する監査手続を実施しています。